さくらのレンタルサーバー+ラピッドSSLを使ってWordPressをhttps化するときの注意点
2017/09/22
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
さくらインターネットで非常に安くSSLが使えるのをご存知でしょうか?
なんと、1年1500円、3年ですとなんと3200円(それぞれ税別)、1年間約1000円でSSLが使えちゃうという価格。
もちろん、独自ドメインに対応していて、以前は独自ドメインでSSLを使うのにすくなくても年間数万は掛かっていたと思うのですがこれは破格です。
ただ、落とし穴もあったりします。
やはり、それなりに知識のある方でないとなかなか設定できない。
さらに、知識があってもちゃんと設定するのは結構大変というしろもの。
今回は、WordPressでSSLが使えないという状態に陥ってしまったので、その対処法を解説したいと思います。まずは具体的な症状をお伝えしましょう。
WordPressの場合、SSLの設定がしっかりできていれば以下の設定でサイトのURLをhttpsに修正すればOKなはず。
簡単です。
トップページはこれでいけました。
httpのときと変わらずしっかり表示されているのですが、各個別ページに入ると以下のように表示されてしまいます。
原因を調べるためにソースを見るとこういった状態。
つまり、CSSやjavaScript等のパスがhttpになってしまっていて弾かれてしまうんです。
セキュリティを無視すればちゃんと表示されますが、それもちょっと一手間かかるし、心もとないのでなんとかしたいところ。
そこで、2つの対策をご紹介いたします。
パスの指定が絶対パスになっているところを相対パスに変える
上写真の通り、CSSやjavaScriptを「http://」で始まる絶対パスにしているから弾かれるわけであって、これを相対パス表記に全て変えてあげれば良いわけです。
それに関しては以下の記事にある記述を利用させてもらいました。
class relative_URI { public function __construct() { add_action('get_header', array(&$this, 'get_header'), 1); add_action('wp_footer', array(&$this, 'wp_footer'), 99999); } protected function replace_relative_URI($content) { $home_url = trailingslashit(get_home_url('/')); $top_url = preg_replace( '/^(https?:\/\/.+?)\/(.*)$/', '$1', $home_url ); return str_replace( $top_url, '', $content ); } public function get_header(){ ob_start(array(&$this, 'replace_relative_URI')); } public function wp_footer(){ ob_end_flush(); } } $relative_URI = new relative_URI();
情報源: WordPressで自ドメインのURLを相対パスに変換する方法 – モンキーレンチ
これを「function.php」に追記してあげればOKです。
ただし、この方法ではサイトアドレスを「http://」記述にしてあげないと正常に動きませんでした。
設定が「http://」で「https://」でサイトを見るっていうのもちょっと気持ち悪いですよね。
そこでもう一つの方法、
WordPressに明示的に通信がSSLであることを伝える
なんでも、さくらのレンタルサーバでは、外部との通信はSSLで行われますが、内部でのやり取りは通常の通信でやり取りしているそうでして、実はそこがWordPressがSSL通信をしていないと判断してしまっている原因のようです。
さくらのレンタルサーバでは環境変数「HTTP_X_SAKURA_FORWARDED_FOR」を使ってSSL通信をしてるか否かを評価しているということですので、「HTTP_X_SAKURA_FORWARDED_FOR」を使い、WordPress側にSSLで通信していると思い込ませることで、ちゃんとパスを「https」で表記していくれるようなんです。
その手順が以下。
if( isset($_SERVER['HTTP_X_SAKURA_FORWARDED_FOR']) ) { $_SERVER['HTTPS'] = 'on'; $_ENV['HTTPS'] = 'on'; }
情報源: さくらレンタルサーバーの共有SSLを使う
これを第一階層にある設定ファイル「wp-config.php」の、「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」の前に記述すればOK。
現在はこちらで対応しております。
ということで、実はすでに一部SSL化をして様子見状態の当ブログ、
気になるPVや広告収入ですが、PVは微増、広告収入は微減といったところ。
まあ、もうちょっと様子見てみましょう。
(ってか、もう、後戻りできないよねぇ。。)
【追記】
上記設定を済ませた後にhttpからhttpsへの301リダイレクトの設定を忘れないようにしましょう。
WordPressをhttps(SSL)化、さくらインターネットのレンタルサーバーでリダイレクトループさせない「.htaccess」の書き方【前編】
アドセンス広告メイン
関連記事
-
「All in one SEO Pack」を入れて最初の設定【WordPressプラグイン】
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。当ブログ、あまりSEOに関して …
-
座る場所によって会話の量が変わる
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。座る場所によって会話の量が変わ …
-
Googleマップで好きなところにピンを立てる方法
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。以下の記事を参考にGoogle …
-
薄毛(ハゲ)防止に新説。小麦(グルテン)を抜くと毛が生えてくるらしい
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。これはうどん好きの禿頭(とくと …
-
電池が劣化したケータイを安定させて使う方法
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。iPhoneをなくしてガラケー …
-
金持ちになる考え方をしても何もしなければ金持ちにはなれない
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。「金持ちになる考え方、貧乏にな …
-
最近のメール設定は複雑(チェックしておくべき3つのポイント)
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。コンピュータの世界ではセキュリ …
-
打つ意味あんの?インフルエンザの予防接種の効果は2割
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。なんと、インフルエンザの予防接 …
-
削除しちゃっても大丈夫。iTunesで購入した曲はいつでもダウンロードできる
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。以前、期間限定で無料でダウンロ …
-
普段はおとなしいのにメールでは凶暴!ネットとリアルの二重人格者が増えている
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。たまたま自分の周りにもこういう …