新・元地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記

自由な20代、窮屈な30代を経て、遂に40代になっちまったWebディレクター&パソコン講師の覚書と思う言(こと)。略称【ちほちゅう】

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GPLとは何のこと?

   

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ホームページ制作者としてはうれしい限りで、
一通りインストールしてみようとやっている最中です。
そんな中、たびたび見かけるライセンス表記GPLとは何なのか?
調べてみました。

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GPL(GNU General Public License)のことを語る前にGNUについて説明しなければなりません。
なぜなら、GPLとはGNUプロジェクトのソフトウェアの配布を目的に作られたからです。

さて、そのGNUですが、グニューまたはグヌーと読み、UNIX互換のソフトウェア環境を全てフリーソフトウェアで実装するプロジェクトで、FSFによって法的、経済的にサポートされているとのことです。なおFSFってのはフリーソフトウェア財団のことです。

つまり、GPLというのは簡単に言うと「フリーソフトを配布するときの決まりごと」のようなものと考えてよさそうです。

それでは、GPLとはいったいどのような内容なのでしょうか?
まず第一にGPLはコピーレフトのソフトウェアライセンスであるとのことです。
コピーレフトというのは
GPLでライセンスされた著作物は、派生的著作物に対してもGPLでライセンスされなければならない。という仕組みで、BSDライセンスが、派生的著作物を独占的なものとして再頒布することを許しているのとは対照的であるとのことでした。

つまり、GPLでライセンスされたものを改造した場合、それもGPLでライセンスされなければならないということです。

ここまでで、GPLにのっとり配布されているプログラムは改変し販売してはならないのだろうなぁとおもったらどうも違うようです。

History of GNU – GPLとはなにか

GPLの内容
・用途制限がないため、商業利用も可能。
・複製して自由に再配布できる。
・希望すればソースコードを入手できる(オープンソースである)。
・ただし、複製/配布/修正を行う際には使用許諾に従う必要がある。
・プログラムの派生物にも同じ使用許諾を適用する。
・上記の権利を確保するため、著作権を主張する(コピーレフト)。
・プログラムの保証は一切ない。

ということなので、改造後販売なんてのも可能なのです。
しかし、それって著作権を放棄したのと同じじゃん? と思いがちですが、

GPLでは「変更を加えたかどうかに関係なく、ソフトウェアを再配布する者はその複製と変更する自由を継承しなければならない」ため、むしろ著作権は強く主張されている。

つまり、売るのは自由だが、できたソースの複製、変更は認めなければならない。
結果、ソースを売るのではなく、コンパイルする技術を売るということになる。
(このあたり微妙ですが。。)
要するに商品じゃなくてサービスを売るってのにも似てる気がします。
最近の世の中の傾向ですね。

そんなGPLにも問題点があります。

GPLはソフトウェアライセンスの一種として認知され、実際に遵守されてはいるが、その有効性は少なくとも我が国では実証されていない。

つまり法的な拘束力はないということになります。

GPLが”不帰の道”であることは前述したとおりだが、GPLの制約ゆえに他のフリー/オープンソースソフトウェアとの擦れ違いが生じることもある。

GPLでライセンスされたものはずっとGPLでライセンスされるため、GPL以外でライセンスされたソース等を導入することで、ライセンスの食い違いが生じる可能性があるようです。

ソフトウェアの種類よっては、安易にGPL準拠にしてしまうと流通しなくなるという開発者側の事情もある。

ライブラリ等の場合、上記ライセンスの食い違いが流通を止める可能性があり、この場合、LGPL(GNU Lesser General Public License)というライブラリ用のライセンスを使用すると回避可能だそうです。なお、最近ではライブラリ以外でもLGPLを使い始めている様子です。

さて、当ブログではここまでにしておきますが、上記「History of GNU – GPLとはなにか」にはBSDやパブリックドメインとの比較等、様々な情報が掲載されています。参考までに読んでおくといいと思います。
僕も、そのうちまとめてこちらで報告するかもしれません。

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Comment

  1. pogi より:

    ありがとう!
    参考になったb

  2. 匿名 より:

    なにもかも間違っていますね。
    法的拘束はあります(実際実績もある)し、ソースコードの変更は許されています。(ただし二次配布もGPLでライセンスされていること)
    著者はコピーレフトをもうすこし学ぶべきでしょう。

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