ボーンツールの支点(基準点)を動かすのは自由変形ツール【Flash】
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
Adobe Creative Cloudを購入(契約)したので、色々とAdobe系アプリの小技も公開していこうと思います。
今回は今まで使っていたFlash CS3 Proにはなかった機能から。
ボーンツールを使ったインバースキネマティックって知ってますか?
まずはそこから説明しないといけないかもしれませんね。
↓学校で使用しているFlashの教本はこれのCS4版。
インバースキネマティック(インバースキネマティクス)とは逆運動学とも言われているもので3DCGでよく利用されているもの。
Wikipediaには以下のように書かれています。
□ 3次元コンピュータグラフィックス – Wikipedia
人間など多くの関節を持つ動物において、関節の末端部分の位置は常にその親となる部分の位置と角度に依存している。そのため、通常では関節の末端部分の位置を求める場合においてモデルの中心から末端にかけて順番に関節の角度計算をしていくことが理屈上でも正しい。しかしその手法で実際にアニメーションを作成する場合、関節の末端部分の位置の変化を求めるためには複雑な計算をモデルの中心から全て順方向に再計算しなおさなければならないため非常に非効率的なものとなる。この問題の解決のため、末端部分の位置を先に決めてその関節の末端位置を実現するための親となる関節の角度を簡易的に逆計算する手法が考え出された。これがインバースキネマティクスと呼ばれる手法である。
はい、わかりませんね。
これですこれ。
わかりやすく手のひらで表現しましたが、Flashでは通常こういった使い方はしません。
というのはFlashは2Dだから。
腕や足、ショベルカーなどの重機に使うのが普通です。
ただ、せっかく作ったのでこれを動かしてみましょう。
こんな感じ。
手の指がありえない動き方していますが要は繋ぎ目を支点にオブジェクト(シンボルのインスタンス)を動かせるのがボーンツールなんです。
ただこの継ぎ目、一度設定したら「ボーンツール」では動かすことができません。
実はこれを動かすのに使うのは通常はオブジェクトの大きさや角度を変えるときに使う「自由変形ツール」なんです。
早速やってみましょう。
こんな感じ。
つまり、オブジェクト(シンボルのインスタンス)の基準点が動きの支点になっているといことになります。
これを「自由変形ツール」を使って動かせばボーンの繋ぎ目が動かせるということになります。
ボーンツール自体、あまり使いこなしていないのであれですが支点を動かすのが「自由変形ツール」 ってのは意外だったのでネタにさせていただきました。
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