カニバリズムは神話なのか?
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
以前、「「Web(ウェブ)」と「印刷」カニバリゼーションの悲劇」という記事を書かせて頂いた。
簡単に説明すると、「Web(ウェブ)」と「印刷」は共存できない。
製造業としての観点でのみ考えると、新興勢力の「Web(ウェブ)」は間違いなく「印刷」から需要を奪う。
ただし、ここに「企画力」、「デザイン力」が加わり、それがビジネスモデルとして確立してくれば可能性はある。
といったような趣旨の内容だった。(つもり)
そんな記事を書いていたものだから以下の記事は興味を引いた。
□ カニバリズムは神話だった ≪ マガジン航[kɔː]
読み始めてすぐ気がついこととがある。
これは印刷業のことではなく出版業のことをいっているんだな。
つまり、企画がビジネスモデルとしてすでに成り立っている業種。
だったらカニバリゼーション(共食い)にはならない。
上記記事内には以下のような文章がある。
調査対象を14社から約2000社(今回1963社)にまで拡大し、同時に市場の3次元モデル(上の図を参照)に従い、過去3年にさかのぼって可能な限り正確なデータで埋めている。2010年の卸販売額(つまり出版社の手取り額)は、3.1%伸びて279億ドル。一般商業図書の卸販売額は139.4億ドルで、うち電子書籍の売上が8億7800万ドル、構成比は2008年の0.5%から6.4%(13倍)と急伸した。予想通り、印刷書籍の落ち込みをE-Bookが補って、さらにお釣りがきたという形だ。
つまり、印刷書籍の落ち込みをE-Bookが補ったことで出版業界は全体的に上昇傾向にあるとのことを言っているのだ。
では印刷業はどうなのか?
落ち込んだ印刷書籍を印刷している印刷業が上昇傾向にあるわけがない。
つまり、製造業としての印刷業においてはカニバリズムは決して神話ではないということだ。
実は最近社名を変えた印刷会社が近くにある。
かつての社名「○○印刷」を「○○コミュニケーションズ」と変えた。
あえて伏せる必要もないと思うので、その会社の運営しているサイトをリンクで紹介しておく。
□ 埼玉のイベント情報、埼玉密着型情報発信ポータルサイト – デンリュウサイタマ[傳流埼玉]
実は、当ブログもこちらの「オススメ埼玉ブロガー」で紹介していただいているので、当ブログともどもよろしくお願いします。
と、その話は置いておいて。
つまり、印刷会社が「印刷」をウリにできなくなった時代が(とっくに)きているのだ。
心しておかなければならない。
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