努力で補えない才能はある。超一流だからこそ分かる悲しき真実
2015/01/04
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
これまたツイッターで話題になったツイートです。
成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 10月 21
そもそもからして努力をしていない人にはこういった考え方できないでしょうね。
いやむしろ、「努力しているよ」という人ほど納得できないのかもしれません。
でも、その努力は極限までの努力ではないのかもしれませんよ。
もっとも何のために努力をするかにもよると思います。
肉体系、特に陸上競技においては生まれついての才能というのは重要度が高いのでしょう。
アスリートであっても球技や、フィギュアスケートの様な美を競うようなタイプの競技は為末氏が言うほど素質が重要であるとは思いません。
その後の経験(や努力)などから経るものも大きいと思います。
で、上記ツイートの真意ですが以下の記事で語られています。
特に注目した部分のみ引用させていただきました。
□ 「生まれつきが99%」為末発言の真意 『諦める力』為末大インタビュー[1]:PRESIDENT Online – プレジデント
同じ場所でやり続けることが目的化すると「努力することがすべて」になっていきがちです。「努力は大事だ」と言っているときはまだいいんですが、「すべて」となると、戦略も選択もなくなって、勝つことからは遠ざかっていく。それも込みで努力するのはいいと思うんですけど、これだけ努力したのになんで結果が出ないんだとイライラし始めると厄介です。「努力の仕方が間違っている」ということなんだけど、それさえも受け入れられない。
そう、為末氏は努力を否定しているわけではないんです。
努力が全てとなってしまうことを懸念しているわけです。
更にこんなことも言っています。
可能性は無限だという人がいるけれど、人生は有限です。自分が生きているあいだのかけがえのない時間を、当たる確率がほとんどない宝くじを買うために使うのか、もっと勝率の高いものに費やすのかということです。
まあ、簡単に言ってしまえば「無駄な努力は辞めろ」となってしまうのでしょうか。
そのために、自分の能力を見極める必要があるのだと。
それを、強めに表現した言葉が冒頭のツイートになったのでしょう。
こう考えてみればなるほど、当たり前のことなんだとわかると思います。
だれでも努力すればNBAのマイケル・ジョーダンやMLBのバリー・ボンズになれるかというとなれませんよね。
それを違った視点でいっているのが為末氏のツイートなわけです。
でも、あくまでもアスリート、肉体系の話。
ビジネスに置き換えればこれまた違ってきます。
個人的にはビジネスは「努力」と「運」だと思っているのですが、この話はまた別の機会に。
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