クリッピングマスクと調整レイヤーでレイヤー一つに対して適応される調整レイヤーを作る【Photoshop】
2014/11/12
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
「クリッピングマスク」も「調整レイヤー」も自分がバリバリPhotoshopを使っていた頃には無かった?機能だったのかなかなか使う機会なかったのですが、なるほど、たしかに便利な機能なんですよね。
「調整レイヤー」は色調補正をレイヤーとして残しておく機能です。
レイヤーにすることでいつでも解除できるという利点がある一方でマスクをかけないと画像全体に適応されてしまうという難点もあります。
一方「クリッピングマスク」はPhotoshopにある3つのマスクの中の一つ。
特にテキストと組み合わせると威力を発揮するやつで、「レイヤーマスク」や「ベクトルマスク」では不可能な、
マスク適応後にテキストを入力し直すことができるマスクです。
で、この二つを組み合わせると、調整レイヤーにマスクを掛けずに(っていうか、厳密にはクリッピングマスクをかけているのですが)直下のレイヤーのみ色調補正を適応させることができるのです。
まず「調整レイヤー」の使い方ですが、色調補正パネルから適応させたいアイコンをクリックすると作られるレイヤーです。
(かつては「レイヤー」→「新規調整レイヤー」と言った具合にメニューから作ってました)
色調補正パネル
次に「クリッピングマスク」ですが下のテキストや画像で上のオブジェクトをマスクするといった機能です。
マスク対象とマスクとの間にポインタを合わせ「Alt」を押しながらクリックで作成できます。
この二つを組み合わせ、1つのレイヤー(直下のレイヤー)のみに適応させる調整レイヤーを作ることができます。
直下のレイヤーのみに色調補正を適応させたいとき、通常は選択範囲を作ってから色調補正パネルをクリックし、レイヤーマスクのかかった調整レイヤーをつくるのが一般的です。
もしくは、何も選択せずに全体に色調補正をかけるといったかたちでしょう。
意外とこの選択範囲を作るのが面倒。
(「Ctrl」を押しながらサムネールをクリックで選択できますが、移動や変形等でリンクを維持するのが面倒だったりします)
そこで、調整レイヤーをクリッピングマスクのマスク対象にし、対象の画像をマスクとして設定することで簡単に直下のレイヤーのみに適応する調整レイヤーを作ることができます。
考え方としてはグループ化に近いかもしれません。
クリッピングマスクはマスクの対象を複数にすることができるので複数の色調補正を適応させることも可能です。
また、移動や変形、拡大縮小などの際、レイヤーマスクとリンクさせる必要がないので問題が起こりにくく、便利です。
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