高い報酬(お金)ではクリエイティブティ(創造性、独創力)は上がらない。むしろ、下がる
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クリエイティビティ(創造性、独創力)とお金との関係は意外なことに反比例だったという話。
□ 高い報酬は最悪のパフォーマンスを生む! 科学が明らかにした「アメとムチ」の弊害 | ログミー[o_O]
新たなアイデアの誕生やクリエイティビティの向上を目指して報酬を与えることは、逆効果なのです。報酬は、実は、アイデアを鈍らせてクリエイティビティをブロックしてしまう。
お金は自由な発想を阻害し、目的に向けての最短距離を目指そうとさせる。
一般的には報酬(お金、給料等)を上げるとそれに比例してモチベーションや結果がついてくると思いがち。
もちろん、そのとおりである職業もあると思います。
例えば単純製造業や営業なんかもそうかもしれませんね。
やることが決まっている、言われたことをやればいい、そんなタスクをこなす時に、アメとムチはとてもよく効きます。報酬は私達の視野を狭めます。ゴールだけを見据え、そこにいち早く到達しようとする。ニンジンを目の前にぶら下げられる、またはムチ打たれながらゴールに早く到着しようとするのです。
つまり、「目標に向かって一直線」的な仕事は報酬をちらつかせることで生産性が上がり、結果として利益増加に繋がってくるのですね。
一方で、自由な発想が求められるクリエイティビティに関しては「一直線」は視野を狭めることになり、逆効果となるそうです。
これが「ろうそく問題」を使った実験で実証されているとのこと。
プリンストン大学(米)の科学者、サム・グラックバーグがこの問題を使って実験を行いました。動機づけの力が大いに理解できる実験です。
彼は実験参加者を集め、まず第1のグループには「皆さんがどれだけ早くこの問題を解決できるか、時間を測ります」と、第2のグループには「このような問題を人は平均してどのくらいの時間で解決できるかを知るための実験です」と伝えます。
更に2番目のグループには、このように言います。「もし皆さんが、問題を解決するのに要した時間が最短時間ランキングのトップ25%に入ったなら、5ドル差し上げましょう。また今日ここにお集まりの方の中で一番早く解決した方には、20ドル差し上げます」。
このように2番目のグループにはリワード(報酬)を与えるのです。この実験は数年前に行われました。当時はインフレでしたし、数分間実験に参加するだけでそれだけのお金がもらえるというのは、立派なモチベーションになるはずです。ここで問題。どちらのグループが早く問題を解決したでしょうか?
答えをお教えしましょう。問題を解くのに第2グループは第1グル―プよりも平均して3分30秒、長い時間を要しました。そんなはずはないですよね!? 私はアメリカ人なので自由市場を支持しています。こんな結果が出るはずがないですよね!?
そもそも現在社会、クリエイティビティの必要としない仕事なんて殆どないでしょう。
前述の営業職だってクリエイティビティは必要です。
つまり、報酬を上げるだけでは効果が上がっていかない可能性も考えなければならないということになります。
だからといって注意しなければならないのは、当然のことですが報酬を下げるとクリエイティビティが上がるかというとそういうことではないということ。
つまりは人材資質なんでしょうね。
時給換算などせずに、場合によっては何時間でもクリエイティブに時間を費やす人。
で、結果としてお金がついてくる。
ということが言えるのではないでしょうか?
そう考えると、自分はやはりデザイナーには向いていない気がします。
どうしても報酬のことを考えてしまい、その報酬に見合った仕事をしようとしてしまうんですよねぇ。。
そろそろ作る側から作らせる側に移行した方がいいのかなぁなんて風にも感じたりも。。
40半ばにもなって気づくなんて遅すぎ。
まあ、まだまだ長い人生。これからはそういったことも踏まえ歩んでいきます。
報酬(お金)を意識しながら報酬以外の方法で部下デザイナーのクリエイティビティを高める力を高めていく。
そんなことを目標に置いておけばいいのかもしれません。
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