さくらインターネットでEC-CUBE #2(SSL対応編)
2014/11/10
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
さくらインターネットでEC-CUBEをSSL対応させた際の作業メモです。
結論から言うと、独自ドメイン「http://shop.plot-factory.net」でのSSL対応は無理でした。
いくつかの方法で単ページでの動作はできたのですが、SSLページと非SSLページとのデータのやり取りがうまくいかず、断念しました。
このあたりはプログラムを改造すれば何とかなると思います。実際成功している方もいるようです。
□大阪で働く社長の日記 ? EC-CUBEの共有SSL対応が出来ました
せっかくなので、どういった作業をして最終的にどうなったかを説明します。
なお、さくらインターネットでSSLを有効にするには、サーバーコントロールパネルにアクセス後「ドメイン設定」→該当のドメイン名で「変更」→「共有SSLを利用する」をチェックして「送信」です。

■独自ドメインによる共有SSL設定を使う。(プログラム改造が必要)
さくらインターネットでは独自ドメイン使用時の共有SSLのURLは「https://secure0000.sakura.ne.jp/shop.plot-factory.net/」といったような表記になります。
単純に上記URLにアクセスすると通常の「http://shop.plot-factory.net/」のページがSSLで表示されます。(実際のSSLのURLは0000のところに四桁の数字が入ります)
ただし、EC-CUBEの場合は画像のあるディレクトリが相対パスで書かれているために上記のように設定しても画像が表示されません。
そこで、
1.前回インストールしたものから「/data/install.php」を開く。
これにはインストール後に書き加えられるディレクトリ類の初期設定が書かれています。
2. 「define (‘URL_DIR’, ‘/’);」となっているところを
「define (‘URL_DIR’, ‘http://shop.plot-factory.net/’);」に書き換える。
これで相対パスが絶対パスに書き換わります。
3. 「/data/install.php」を同じ場所にアップロードでとりあえず各ページを表示させることはできます。あとはソース改造で。
(ちゃんとした動作確認はしていません。管理機能にアクセスできなくなったり、購入手続き途中でトップに戻ったりと色々修正すべき点は多いです。おそらく、リンク先が同じディレクトリ「/」の場合もトップページ「http://shop.plot-factory.net/」に飛ばしちゃっている感じです。)
■通常サイトは独自ドメイン、SSLだけさくらで与えられたドメインを使う。(プログラム改造が必要)
1.インストールしたものを最上位ディレクトリに移動させます。
つまり、さくらで与えられたドメインでEC-CUBEのトップにアクセスできるようにします。
今回は、ナイトリービルド版のバージョンも上がっていることから新規インストールしました。
ちなみにインストール先のディレクトリは以下の通りです。
php.iniを(ナイトリービルド版のみ付いてます)お忘れなく。
dataフォルダはそのままアカウント名フォルダ内に、htmlフォルダの中に解凍されるデータは全てwwwフォルダ内に移動してください。
なお、移動の際はDreamWeaverを使うと楽チンです。FFFTPだと上位ディレクトリへの移動ができません(たぶん)
2. 「http://shop.plot-factory.net/」で「www」フォルダが開くようにドメイン設定を修正します。
3. インストールしなおす。新規インストールじゃないときは一度削除したinstall.phpファイルを元あった場所に戻して、「http://shop.plot-factory.net/install/」にアクセスしてください。
4. 通常にインストールします。
「ECサイトの設定」で「URL(通常)」に独自ドメインURL「http://shop.plot-factory.net/」を。
「URL(セキュア)」にさくらで与えられた共有SSLのURL「https://plotfactory.sakura.ne.jp/」を記入。
入力したデータがもったいないので「データベースの初期化処理は行なわない」にチェック。
後は今まで通りにインストール。
■独自ドメインにアクセスがあったらリダイレクト、さくらで与えられたドメインに転送する。(最終的にこれを選択)
1. 上記の通りインストールしたものを再度インストール(設定変更)するために「http://plotfactory.sakura.ne.jp/install/」にアクセス。
2. 「ECサイトの設定」で「URL(通常)」にもさくらで与えられたドメインURL「http://plotfactory.sakura.ne.jp/」を入れる。他は同様。
3. 独自ドメインURL「http://shop.plot-factory.net/」の方を再度「shop」フォルダに変えて.htaccessでリダイレクト設定する。
どこへアクセスがあっても「http://plotfactory.sakura.ne.jp/」に飛ばしたいので以下のように書く、
以上。
(上記表記だと301リダイレクト扱いになるため「http://shop.plot-factory.net/」を通常のトップページにしたいときは「permanent」を取って302リダイレクトにしたほうがいいかもしれません□14日追記)
ちなみに、このあとに「独自ドメインによる共有SSL設定」の「2.」と同じことをするとかなり裏技チックですが非常に惜しいことになります。
SEOを考えるとこの状態でなんとか動かしたいのですがやはりプログラム改造が必要です。
さらに「define (‘MOBILE_SSL_URL’, SSL_URL . ‘mobile/’);」を「define (‘MOBILE_SSL_URL’, ‘http://plotfactory.sakura.ne.jp/mobile/’);」に直してケータイでもちゃんと動くようにしておきましょう。
さくらインターネットで提供しているSSLがケータイに対応していないので、ケータイでSSLを使わせないための設定です。
【参考サイト】
□携帯サイト開発でのhttps(ssl通信)のメモ (treasuring misc.)
□EC-CUBE 開発コミュニティサイト – フォーラム
SSL導入理由のほとんどは購買者の心理面の影響がほとんどみたいですよ。あと、ネットプロテクションズみたいなクレジット決済を導入する場合(クレジットカード番号を一旦自社で保存する)ぐらいが、(念の為)必要と感じるぐらいでしょうか。
なお、EC-CUBEの開発コミュニティサイトで、ドメインの代わる共有SSLには対応できていないと正式に言っています。
□EC-CUBE 開発コミュニティサイト – フォーラム
独自ドメインと共有SSL ドメインが上記のように異る場合は通常のセッションの受け渡しができないので, 現状の EC-CUBE では対応できていません.
つまり、こちらのような共有SSLながらも同じドメインでSSL通信ができるサーバーでもない限り、EC-CUBEをパーフェクトにインストールすることはできません。
□レンタルサーバーABLENET エイブルネット・ホスティング
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