ドコモがホワイトリストからブラックリストへ
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
□NTTドコモ、フィルタリング受付方法を変更――ブラックリスト方式を基本に(RBB TODAY) – Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080716-00000029-rbb-sci
□NTTドコモ、青少年向けフィルタリングサービスを変更–8月1日からブラックリスト方式に:モバイルチャンネル – CNET Japan
ホワイトリスト方式ってのは通信できるサイトを限定する方式。
ブラックリスト方式ってのは通信できないサイトを限定する方式。
ホワイトリスト方式の場合は安全だと思われるサイトとのみ接続できるようにするため、
ホワイトリストに入ったサイト以外は一切遮断してしまう。
したがって自宅サーバー等にアクセスさせることはできない。
(厳密にはがんばってホワイトリストに入れてもらえればできる。)
一方、ブラックリスト方式の場合は危険だと思われるサイトにアクセスできなくするため、
自宅サーバー等ブラックリストに入っていないサーバーであればアクセスできる。
つまりどういうことかというと、マイナーなあやしいサイトはブラックリスト方式の場合アクセスできてしまうのだ。
もともとドコモにはホワイトリスト方式の「キッズiモードフィルタ」とブラックリスト方式の「iモードフィルタ」があって、
利用者が未成年で特に指定がない場合はホワイトリスト方式の「キッズiモードフィルタ」が適用されていた。
それが今後はブラックリスト方式の「iモードフィルタ」が適応されるということだ。
総務省から通達が来た当初、ソフトバンクモバイルはブラックリスト方式。AU、ドコモがホワイトリスト方式だった。
それが今回(8月1日より)ドコモもブラックリスト方式になるのだが、その裏には「青少年ネット規制法(青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律)」の成立が絡んでくる。
フィルタリングに関しては「青少年ネット規制法」が成立される前から総務省により通達されていた。
ところが実際「青少年ネット規制法」が成立されてみるとフィルタリングの方法を具体的には指示しておらず、
ブラックリスト方式でも法的には問題ないということになったのだ。
そこで、ユーザーの利便性を考え、ホワイトリスト方式からブラックリスト方式に変えたのだろう。
が、それじゃ、まったくフィルタリングの意味がない。
本当の裏サイトは常にドメインを変えつつ存在しているのだ。
結局「青少年ネット規制法」はまったく無意味な法律になりそうである。
■8月4日追記
□auも未成年者へのフィルタリングをブラックリスト方式に変更へ–10月1日より:モバイルチャンネル – CNET Japan
AUもブラックリスト方式に変更。これで3社ともブラックリスト方式=無意味なフィルタリングとなりました。
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