新・元地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記

自由な20代、窮屈な30代を経て、遂に40代になっちまったWebディレクター&パソコン講師の覚書と思う言(こと)。略称【ちほちゅう】

*

やっぱり漫画業界もそうなのか?(小学館少年サンデー訴訟問題)

   

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ただでさえ部数が落ちてきていると思われる少年誌。
とりわけ、かつて「うる星やつら」や「タッチ」。
現在も「名探偵コナン」などの人気漫画を誇る「週刊少年サンデー(小学館)」が揺れている。

livedoor ニュース – 週刊サンデーに漫画家続々苦言 小学館はどうなっているのか
http://www.j-cast.com/2008/06/09021499.html

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「金色のガッシュ!!」の雷句誠氏による少年サンデーを相手取った訴状をきっかけに、
「ワイルドライフ」の藤崎聖人氏、「神のみぞ知るセカイ」の若木民喜氏、
中には少年サンデーで連載を持った経験の無い新條まゆ氏までもが賛同し、
小学館に対する問題を提議している。

せっかくなのでどういったことを言っているのかをピックアップさせていただくと。

(株)小学館を提訴。 雷句誠の今日このごろ。/ウェブリブログ

(1)「あまりにも編集者、出版社と言う物が漫画家を馬鹿にし始めた。」これが訴訟へと動いた動機です。
―中略―
(5)「どうせ紛失したって、原稿料払い直せば事は済むんだろ?」この台詞、「そんな事を言う編集はいない!」と、思う人もいるかも知れません。しかし、今のサンデー編集部ならば、あり得ない話でありません。そこまで、私達漫画家は仕事相手としての対等な付き合いをされていないのです。

以下、個人名を出しながらの少年サンデー及び担当編集に対しての批判へと続きます。

まにあっくすZ サンデー漫画家「5年間やってきて、よかったと思ったことなどひとつもない作品」

5年間ワイルドライフを描いてきて ぶっちゃけ心の底から”よかった”と思ったことなどひとっつもないくらい、忘れたいくらいいい思い出のない作品だった

ここで切るから誤解を受ける。後半はリンク先で読んでね。

:: HoneyDipped | 20080405 ::

僕、上京してきてから9年目に突入しますけど、原稿料1円も上がってないんだよねー。
―中略―
上がると言われていた原稿料が上がらないとなるとだ・・・今のスタッフ・ヘルプの構成を続けると、一月に20万ぐらいの赤字が出てしまう気がする。

これは切実です。とはいえ、儲けている人は儲けている(に違いない)ので、
漫画家業界にも格差社会が訪れているのかもしれません。
(このフレーズ何度も耳にした気が。。)
実はハードな割には意外ともらえるお金は少ないのかもしれませんが。。

まゆたんブログ:思うこと。

他社の話を聞くに付け、ふと感じ始めたことがありました。
「小学館は作家に対して、『漫画を描いてもらってる』という意識に欠ける」と。
「仕事をさせてやってる」「売れさせてやってる」と思っている人間が多いということです。
―中略―
これは心底、驚いて、我が目を疑い、何度も金額を確かめたのですが
あれだけのすばらしい作品を生み出した雷句先生の原稿料が
ありえないくらい安いです!!!!!これ、どういうことですか?

やはり意外と原稿料って少ないみたいですね。
一般サラリーマンと比べたらさすがにもらっているとは思うけど。。
大阪府の職員とどっちが多いかなぁ。。)
また、小学館が特別。といったように思われがちですが、僕はそうは思えません。
なかでも小学館がひどいのであって、決して他社だから優遇されているわけでもないかと。
昔ながらの大手である小学館は、会社としての体制が古いままなのかもしれません。

以上、遂に漫画家も本音が言える時代がやってきた!!といったプラスな面も感じる反面。
以前から問題視している、ものを作り出している人に対してのこの国の評価の低さを、あらためて感じてしまう一件でした。

ホント、いいものにはちゃんとお金を出してあげましょうよ。
でないと、みんな公務員になっちゃうよ。
報道ステーションの古館氏のように「資本主義が限界点に達している。」
と言ってしまえばそれまでなのですが。。

参考)世界に誇る日本のアニメの実情

■8月1日追記
livedoor ニュース – 『金色のガッシュ!!』原稿紛失訴訟は小学館が非を認め和解に

 今回の事件では、原稿を紛失した経緯について、小学館側は「コメントできない」「説明ができない」と繰り返すばかりで、原稿や作家を軽視しているのではないかという可能性を露呈することとなった。

 - レビュー・レポート

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Comment

  1. 七誌 より:

    小学館つぶれろ死ね

  2. 匿名 より:

    早急に解決すべき問題ですね。
    仕事はなんであれ、双方の協力の上で成り立っているものなのですから、
    どちらかがどちらかを見下したり、不当な圧力をかけたりすれば長続きしないのだと思います。
    漫画家は一度、編集者から独立し、独自のビジネススタイルを確立すべきなのかもしれません。

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