やっぱりお金は借りちゃダメ。弁護士さんの「ほんとうに怖いのは一昔前の大手の消費者金融」の言葉にゾッとした
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
そういえば、かつてやたらと深夜の時間帯などに消費者金融のCM流れていたことありました。
小野真弓さんが人気になったきっかけの「初めてのアコム」や、よくわけわからん武富士のエアロビクスダンスのテレビCMなんかはよく覚えてますね。
表(CM)ではこんなに華やかな消費者金融ですが、裏では法に則ってとんでもなく酷いことが行われているようです。
ヤミ金騒動に巻き込まれ、「ヤミ金融被害対策埼玉弁護団」に所属されている弁護士さんのお世話になることになりました。
見た感じお若く、おそらく自分なんかよりも年下の方なのでしょうが、やっぱり弁護士さんの力は凄いです。
色々理由があってなぜか警察認定でヤミ金業者との窓口になってしまった自分ですが、
口撃を受けながらもなんとか相手の連絡先を聞き出して、弁護士さんに電話してもらったら、
直後はキレられ炎上し、とんでもないことになってしまいましたが、それを最後に完全に鎮火してくれたようです。
どういった内容のお話をされたのかは分かりませんが、弁護士さんからの電話が効果あったことは間違いありません。
そんな弁護士さんが、ふとつぶやいた一言に恐怖を覚えたので記事にしておきました。
それは
「ヤミ金業者なんて単なるチンピラです。
ほんとうに怖いのは一昔前、CMをたくさんやっていた頃の大手の消費者金融ですよ。
組織的に徐々に苦しみを与えて中には自殺してしまう人もいるくらいです。」
といったような内容の言葉。
これにはさすがに恐怖を覚えました。
当然、大手企業なので目に見えて違法な行為は出来ないはずですが、そういった状況でも、
恐怖心を与え、追い込み、最後には死に至ってしまうまでの精神的苦痛を与えることができるのです。
一方、ヤミ金ですが基本は電話のみ。
若いチンピラ連中が数人で集まってやっているだけ。
ガラス割るだのトラック突っ込むだの言っても、まず、実行されることはありません。
せいぜいイタ電と、恫喝、相手を煽るくらいしかできません。
つまり、無視するのが一番なのですがこれがなかなか。。
大手消費者金融(サラ金)の場合は子会社にそういった組織があるのかどうかはわかりませんが、
組織的に追い込んでいくそうで、電話ももちろん使うでしょうがリアルでも徐々に徐々に恐怖心を与え、
精神的に追い込んでいくようです。
そこで調べてみたところ、以下の様なサイトが見つかりました。
□ 延滞するとこうなります|消費者金融内情(利用者向け知識) (内容を簡単にまとめました)
最初の数日間 (延滞初日~1週間程度)
- 自宅に電話がかかってくる
- 会社に電話がかかってくる
よく「会社への電話はやめてほしい」という人が多いですが、サラ金側の言い分は「やめてほしければカネ払え」なのでやめるわけがありません。
もっとも、「やめてほしい」と言うからこそ会社なり自宅へ電話するのです。- 請求書が届く
延滞1週間~2週間
- 電話が執拗になる
以降の電話連絡はそれまでの内容とは違い、話が込み入ってきて、なぜ払わないのか、収入はあるのか、といった内容になってきます。
電話口に身内がでた場合は借金の内容をバラしてしまいます。- 第一次身辺調査
延滞2週間~1ヶ月
- 電報がくる
- 親族に連絡がいく
本人から近い親族(主に両親)から連絡がいきます。この段階では申込時に申告した実家などの連絡先です。- 取り立てがくる
仮にここまでサラ金の借金を隠しとおしてきたとしても完全にバレてしまいます。その後 (延滞1ヶ月~)
- 親族に請求がいく
この段階での親族への連絡は完全に回収が目的です。
本人以外には請求権がないので「払え」とは言いませんが、払う気になるように誘導し、払う気になるまで継続します。- プライバシーを調べ上げる
戸籍に関しては前住所はもとよりありとあらゆる形跡を洗いなおし、そこに関係者の形跡があれば請求対象とします。
隣近所はもちろん勤務先の取引先や配偶者の勤務先まで調査は及び、調べた先には当然電話し、状況によっては訪問します。- 取り立てが執拗になる
この段階で取立に来るということは所在確認が取れているということです。(空家が確認されれば何度も訪問しない)- 事故情報の掲載
3ヶ月と12ヶ月経過時点で事故情報が載ります。(一応の基本)
こうなるとその後に支払いをしてもマークが「延滞解消」に変わるだけで消えません。
消えないと新たに借金できないのはもとより一般のローンも組めなくなるのでクルマとか買い換えるときに困ります。払わなければ私生活を蹂躙される・・・それが信用貸付
督促電話は1日に1~3回、中長期延滞者の個別訪問は月1~4回程度です。
ですが、仮に5件の業者で滞納していたとすると、1日の督促電話は2回×5社=1時間に1回以上電話が鳴り、月10回=3日に1回は取り立てが来るわけです。
特に督促電話は「連絡が取れそうな時間帯」に集中するのですから、たとえ個々の業者がプライバシーに配慮していたとしても結果的に猛烈な取り立てを受けることになります。
自ずとそれは勤務先や隣近所に知れ渡り、配偶者や子供の生活エリア、あるいは別居の親族にまでいきわたるとどこに行っても肩身の狭い思いを強いられます。
こうなると同居の家族は人目を忍んで外出し、用がなければ窓を閉め切った家に閉じこもるしかありません。もちろん帰省なんてできません。
当然のことながらこんな日常に常人が耐えられるわけがありません。仮に子供が自立できる年齢なら当然のごとく家を出ていきますし、それは配偶者にしても同じ。
「カネがないから払えない」を見逃すのはサラ金業者にとっては単なる獲り負けに他なりません。 ですから取立行為はカネを払うまで延々と続きます。
うーむ。やはり地味に怖いですね。
具体的にどんな取立てがくるのか? どんな電話が来るのかは書かれていませんが、にしても恐怖を感じます。
ちなみに、こんな記事もありました。
いずれにしてもサラ金の存在って、違法スレスレなんだよ。テレビはそんなことも知りながら、莫大な広告料が欲しいからってサラ金CMを流し続ける。もちろんラジオも雑誌も一緒さ。ちょっと手続きすれば銀行やその他の金融会社でも借りられるのに、そんなことは隠してサラ金ばっかり宣伝する。普通なら雑誌で「賢くお金を借りる方法」なんて特集をやって、サラ金より銀行の方がいいですよーなんて言うはずなのに、「サラ金の上手な利用法」みたいな記事しか作らない。テレビもラジオも雑誌もすべてスポンサー様のいいなりさ。
いやぁ。
これも資本主義という仕組みにおけるテレビと広告代理店と消費者金融による「ステマ(ステルスマーケティング)」。
いや、隠してないからステマとは違うか。むしろマネーロンダリングとかの方が近い?
【参考】 闇金融(ヤミ金)業者等、電話を使った詐欺グループの存在はNTTグループのステマじゃないのかと思った件
いずれにせよ、以前、「ヤミ金に引っかからないようにしっかりとした消費者金融を選びましょう。」なんて記事を書きましたが前言撤回。
「お金は闇金融(ヤミ金)業者はもとより、消費者金融から借りるのも辞めましょう。」 ということになります。
まあ、クレジットカード会社や銀行だったらまだしも、消費者金融(サラ金)からの借金はしないほうが身のため。
「ヤミ金融被害対策埼玉弁護団」の弁護士さんが言うのですから間違いないでしょうね。
なお、一昔前というのは、平成18年(2006年)に「貸金業法」が改正される前のこと。
この改正により、返せる額(年収の3分の1以下)しか借りられなくなくなったりしています。
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