新・元地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記

自由な20代、窮屈な30代を経て、遂に40代になっちまったWebディレクター&パソコン講師の覚書と思う言(こと)。略称【ちほちゅう】

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真実は小説より奇なり。ノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発」に本当の人間の怖さを見た

   

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北関東三部作と銘打った「SRサイタマノラッパー」、その3を観た時の記事に北関東とはいえ、ここまでは実際はひどくないという旨書いたのだが、この「凶悪-ある死刑囚の告発」を読了したあとでは、それを撤回せざるをえないというのが正直な感想でした。
なんのこっちゃと思った人は是非、「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を見てください。

今回読んだ「凶悪―ある死刑囚の告発」の舞台も北関東は茨城県。
しかも、ノンフィクション。つまり、この話は真実なのです。

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タイトルにもある通り、この話はある死刑囚の告発から始まります。
彼は既に3人を殺害し、死刑がほぼ確定といった立場でした。
そんな彼が、さらに3つの殺人事件を告白します。
そこには、首謀者でありながらも何の罰も受けずのうのうと暮らしている「先生」に対しての強い思いがありました。

この話はそんな死刑囚「後藤良次」に手記を託された新潮社の記者「宮本太一」氏(現、新潮45編集長)が、
それが真実であることを突き止め、先生と呼ばれる不動産ブローカー「三上静夫」を告発するまでの物語(というか「手記」)です。
この話が怖いのはこれが全て事実だというところです。

なお、告発された3つの事件のうち一つについては以下の記事を読んでいただけるとよく分かります。
□ 上申書殺人事件簿 – 企画・連載 : 茨城 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この話が氷山の一角なのかもしくは空前絶後の事態なのかはわかりません。
ただ、似たような噂は自分の住んでいる地域でもありまして、実はそのことを過去にブログにしたところ、
その記事がきっかけで被害者の方から連絡を頂いたり、某新聞社の記者さんから取材の依頼があったりしました。
この件に関しては現在も進行中の事件であり、被害者の方と現在連絡が取れなくなっているという状況でもあるので、あまり詳しくはお話できません。
過去ログを読んでいただけるとこれじゃないかと思われる記事が出てくるかもしれませんが。。

そういったこともあって、他にもこういったことはあるんじゃないかというのが自分の考えです。
つまり、この世の中には人を殺していながらのうのうと生活を送っている人が存在するということになります。
考えて見ればそうですよね。
近くの例で言えば小学生を跳ね、殺害しておきながらものうのうと生活を送っている人間がいるわけです。
□ 熊谷市小4男児ひき逃げ死亡事件の情報お待ちしています – ちほちゅう

また、有名な殺人事件も冤罪だったり、犯人が逮捕されずに今に至る事件も多く存在します。
□ 冤罪事件及び冤罪と疑われている主な事件 – Wikipedia
□ Category:日本の未解決殺人事件 – Wikipedia
□ 【観覧注意】知れば知るほど恐ろしい未解決事件 – NAVER まとめ

ひょっとすると今日、通勤電車であなたの隣に座っていた人は殺人犯かもしれません。
そういう意味で非常に怖い小説(手記)でした。
興味のある方は是非、ご購入ください。

実は人間っていうのは意外と簡単に人を殺してしまうものなのかもしれません。

最後に。

この記事を書き始めて知ったのですが、この「凶悪」が今秋映画になるようです。
主演の記者役は「山田孝之」さん、その妻に「池脇千鶴」さん、
役名は別ですが後藤良次役に「ピエール瀧」さん、三上静男役に「リリー・フランキー」さんという配役。
監督には「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の故「若松孝二」監督を氏を仰ぐ「白石和彌」氏を置くという作品になっています。

これは見るっきゃないですねぇ。

□ 映画『凶悪』公式サイト

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Comment

  1. 畠中 より:

    実に面白かったです。休みを利用して一日で読み終えました。ただ、映画化は…。
    2時間程度で描ききれる内容では無いと…。
    まあ、絶対に見ますけどね(笑)

  2. すばる より:

    様々な事件を日々見ると、複数の殺人を犯す人の心にある根深い闇はどこからくるのか。
    役を作り込む、山田孝之が主演なので映画は楽しみです。
    ストーリーに追われるよりも各役者さんの表情、声あらゆる表現方法をみたいので原作を読んでから映画をみたいです。

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