最近のフォント事情
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
かつて、フォントというとビットマップだとかATMだとかTrueTypeだとかCIDだとかいろいろあって訳わかりませんでしたが、最近ではオープンタイプに統一されつつあるようです。
それはそれで非常に助かるのですが、オープンタイプの中でも同じ書体でいろいろ種類があるようで、これがまた厄介。
で、いったい何が違うのか調べてみました。
さて、ここでおそらくもっとも多くの人に使われていると思われるモリサワさんのリュウミンを例として上げさせていただきます。
現在、オープンタイプのリュウミン書体は全部で52種類あります。
なぜそんなにあるのか?
まずはフォントの表記を見てください。
「A-OTF リュウミン Pr6 M-KL Regular」
「M-KL」の「M」はフォントの太さです。
「EL」「L」「R」「M」「DB」「B」「EB」「H」「EH」「U」の順に太くなっていきます。
(リュウミン書体に「EL」及び「DB」は現在ありません)
最後についている「Regular」も書体の太さで、
「EL」~「M」が「Regular」。「DB」~「U」が「Bold」となっています。
「M-」の後についている「KL」は他に「KO」「KS」があり、かな文字の違いです。
「KL」がノーマル。「KO」がオールドかな。「KS」が小がなとなっています。
「Pr6」は置いておいて次は「A-OTF」の部分です。
「OTF」はオープンタイプフォントってことです。
では「A」は? これは「A」と「G」があって、
「A」が通常書体。「G」が学参書体となっています。
それぞれの違いは、平仮名の「き」や「さ」などが、
ちゃんと離れているかつながっているかの違いみたいです。
参)株式会社エイアール – 2 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワ
以上がフォントのデザイン上の違いとなってきます。
続いて「Pr6」。
こちらは今のところ「Std」「Pro」「Pr5」「Pr6」「Pr6N」の5種類があります。
これは外字部分の拡張性の違いで、
「Std」「Pro」「Pr5」「Pr6」の順に扱える文字数が多くなっています。
それでは「Pr6」と「Pr6N」はどこが違うのか?
これに関しては「Pr6フォントとPr6Nフォントはどこが違うのか」をご覧ください。
要するに一部の漢字が微妙に違うらしいです。
それぞれが組み合わさってリュウミンだけで52種類ものフォントがあるのでした。
実はこれ、モリサワさんだけの事情の様子。
他社のフォントはもうちょっとわかりやすいのかもしれませんね。
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