バキュームカーの臭いがチョコの香りになる香料。4社共同で開発

1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。

バキュームカーなんてまだあるんですね。
そっちの方にもびっくりなのですが、なんと、そんなバキュームカーの匂いをチョコレートのような甘い香りに変えてくれる香料を4社が共同で開発したとのことです。

紡績大手シキボウ（大阪市）や山本香料（同）など４社は２９日、便を回収する衛生車（バキュームカー）から出る不快な臭いをチョコレートのような甘い香りに変える技術を共同開発したと発表した。

情報源: バキュームカーの臭いをチョコの香りに　４社が共同開発：朝日新聞デジタル

花の香りとかにはできないの？

自分が小学生の時は我が熊谷市にもバキュームカーが定期的に回ってきてましたね。
家も、裏の離れがボットン便所だったことを覚えています。

小学生の時に増築した際、水洗トイレに変えたと記憶していますので、小学校低学年までは母屋もボットン便所だったんでしょうね。
そういえば、お風呂場も薪で炊けるようになっていたのを微かに覚えています。実際使ってはいなかったようですが。。

さすがに、今となっては熊谷市も殆どの世帯が水洗トイレになっていて、バキュームカーを見ることはなくなりましたが、未だにバキュームカーが使われているところはあるみたいですね。

1980年代以降、下水道の普及により急速に姿を消したが、建設現場などの仮設トイレや下水道が完備されていない地域や山間部などでは、現在も活躍している。さらに下水道へ通じる浄化槽や汚泥槽の詰まりを防ぐために定期的な清掃を目的とした汲み取り作業がおこなわれているため、無くてはならない存在となっている。

情報源: バキュームカー – Wikipedia

なんでも、無くてはならない存在となっているようですね。
でも、気になる表記も見つけてしまいました。

屎尿用のバキュームカーは、タンク内の空気を強制的に排出して吸引を行うという構造のため、屎尿吸引時に、ひどい悪臭が漂うという問題があった。この問題を解決するため、現在のバキュームカーは燃焼装置を備えている。タンク内からの排気に含まれる悪臭は、燃焼装置中で燃やされてしまうため、現在は吸引中でも悪臭が漂うことはない。

情報源: バキュームカー – Wikipedia

なんでも、今のバキュームカーは悪臭が漂うことはないとのことです。
ということで、この技術何のために開発されたの？
となったのですが以下の２ちゃんねるスレッドを読んで理解。

糞尿を集めた後に糞尿を排出する処理場があるのだが、
ホースを穴に入れて排出し、処理を行っていたところ
ホースの入りが悪かったらしくてホースが抜けて大惨事になったことがあるｗｗ
あのときのホースの暴れっぷりと、糞尿が撒き散らされてる光景はまさに
「地獄」だった・・・
作業員２名が糞尿まみれで殉職（早退）した・・

情報源: [糞]バキュームカーに乗ってるけど質問ある？

なるほど、働いている方のための技術だったんですね。

なかなか見かけることが少なくなったバキュームカーですが、なくなってはいないようで、働く人は過酷な労働を強いられつつも意外と給料がいいなんてことも知りました。
加えてチョコの香りに包まれて働けるということですから、ひょっとしたらこれから人気の職業になってくるかもしれません。

いずれにしても、死体洗いと並ぶレベルのニッチな職業であることには変わりないでしょうねぇ。