僕が社員雇用のSE(システムエンジニア)を一ヶ月でやめた理由
2014/11/20
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
この歳でせっかく決まった正社員のお仕事を辞めてきました。
一番の理由はSE(システムエンジニア)という仕事にあるのですが、ではなぜSE(システムエンジニア)をやめてしまったのか?
いくつか理由がありますので、解説していこうと思います。
職業訓練校の講師をやめた理由を書く前にまさかこちらを先に書くことになるとは思いませんでしたよ。
遠い
熊谷から渋谷までの通勤は大変でした。
ただこれは思ってたよりは随分楽でした。
と言うのは、「行き」だけではなく、「帰り」も意外と座れることが多かったから。
渋谷から湘南新宿ラインに乗ると、新宿で降りる人が多く、時間帯にもよるのでしょうが、実はほぼ毎日座れて帰れていました。
そういう意味ではこれは大した理由にはなっていなかったと思います。
忙しすぎる
これはひょっとすると自分が入った会社が特別だったのかもしれません。
同時期に入った主に出向PG経験者の方にちょっと話をきいたところ、
IT業界も今は比較的早く帰れるように工夫している会社が多く、こんなにも忙しいところはめずらしい。
みたいなことを言っていましたが、ほんと、みなさん忙しそうでした。
実際、自分がいた会社でも、フレックスタイム制や定時上がりデーなど、早く上がらせる工夫が行われていましたが、まわりが忙しすぎてなかなか使いづらいのか殆どかたちだけとなってしまっているのが実情。
会議でもう一度「定時上がりデー」を意識しよう。といったその日が「定時上がりデー」だったのですが、定時に上がった人はゼロ。
半分近くの人がいつもどおり22:00過ぎまで働いていたようです。
自分はリミット21:00という考えのもと仕事していたのですが多くの人がほぼ毎日22:00以降まで残っている状態。
21:00で上がるのもちょっと気が引けてしまうといったような雰囲気でした。
ぶっちゃけ、ブログも止まるほどの忙しさで、帰りの電車と朝のマクドナルドでブログというのが日課になってましたもんね。
ただ、SE(システムエンジニア)の仕事をきっちりやろうとするとそうなってしまうのは仕方がないのかなぁと感じました。
なにせ、全てをきっちり間違いなくやっていかないと、ちょっとした落とし穴がデスマーチを生む。
以前いた、印刷会社にビジネスモデルの似ている「どんな仕事もやります」的なビジネスモデルのWeb制作会社でしたので、
常に新しいことを学んでいかなければならず、日常的にそういった状況になってしまうんだろうなぁとも感じましたね。
そういう意味では強みって大事。(なんでもやるのが強みなんですけどね。)
実際は休む理由付けなだけなのかもしれませんが、自分が入って最初の週だけで体調不良で同じ部署で二人も休んでしまうくらいの忙しさでした。
おそらく、今日も何人かの社員は休日出社していると思います。
自分には向かない
実はというか知ってる人は知っていると思うのですが、自分、高田純次さんを師と仰ぐほどの「いい加減」さ。
「いい加減」=「適当」=「バランス感に長けている」という意味で尊敬しているのですが、適当では済まないのがSE(システムエンジニア)の仕事でした。
今まではWebデザイナー、Webディレクターとデザイン色、企画色の強い仕事ばかりしてきて、曖昧な部分も重要であると感じていたのですが、それが全て覆されたのがSE(システムエンジニア)の仕事だったわけです。
加えて、プログラマーと似たようなイメージを持っていたのですが全く違いました。
SE(システムエンジニア)の仕事はお客さんや営業、パートナーとの折衝がメイン。
プログラムに近い仕事もやることはありますが、開発、クリエイティブというよりもインフラを整備したり、テストを行ったりという仕事が多く、クリエイティブ色の強い仕事ばかりしてきた自分にはすべてが新鮮かつきつい仕事でした。
WBS(ワークブレイクダウンストラクチャー)、画面仕様書など書いたことがなく、年下のメンバーに聞きながら何とかかたちにしてきましたが、それでもまだまだ足りない部分は多く、ぶっちゃけ、1ヶ月間迷惑しかかけてこなかったような気がします。
もし、このブログ読んでいる人いたら声を大にして言いたいです。ほんと、申し訳ございませんでした。
結論としては自分にはひょっとしたらこの仕事は向かないのかもしれないなんて思ったり。。
というか、他にもやりたいことがたくさんある中でSE(システムエンジニア)だけを生涯の仕事にするという選択肢はないなぁと感じたというところでしょうかね。
副業ができない
すみません。
ぶっちゃけると一番の理由はコレです。
というか、コレのせいで半分解雇状態でやめざるを得なくなったというのが実情。
むしろ、通常の退職扱いにしてくれた上司に感謝しなければならないかもしれません。
他にやりたいことがあっても正社員であるかぎり、お金をもらってやってしまってはあまり良くないようです。
一般企業の正社員は副業ってのはパンドラの箱なんですね。一般企業での正社員歴少ないのでしらんかった。
(ということは、以前働いていた印刷会社もそうだったのか?)
ではなぜ副業OKだと思ってしまったのか?
それは、ブログをやっていてそこから広告収入があるという話を上司にしていて特に咎められなかったから。
逆に、昼休み等使ってブログ書いたりしてもいいか尋ねたところOKとの返事ももらっていたりして。
ブログ収入に関しては雇用契約みたいなものがないのでグレーですがOKだということのようです。
ホリエモン(堀江貴文氏)が「正社員にならない方がいい」と言っていた
まあ、ホリエモンなんですけどこんなこと言ってます。
□ 「絶対正社員にならない方がいいよ」― これからの時代の安定した働き方をホリエモンが語り尽くす | U-NOTE【ユーノート】
日本では一般的な考え方とされている「正社員志向」ですが、これに対してもホリエモンは「絶対正社員にならない方がいいよ」とバッサリ。例えば、不安定と思われている契約社員ですが、時間外勤務手当や超過勤務手当など様々な手当てがあるそうです。
その一方で、正社員は社会保険が充実していて、雇い止めされることもないのですが、手当などが一切ないため、給料はなかなか増えていかず…。また、その会社以外で働けなくなってしまうため、正社員ではなく複数の仕事を掛け持ちした方が安定するとのこと。
実際、働いていた会社にも様々な雇用形態があって、出向で来ている人なんかは会社を経営しているなんていう人もいたみたいです。
給与形態もよくわかりませんが年俸の社員と違って残業がそのまま給与につながる契約だったりしたんでしょうね。
ちなみに、社員の場合は年俸制+みなし残業となっていて、残業しても殆ど給与に変化はないとのことでした。
ぶっちゃけ自分も副業できるなら雇用形態変えて欲しいなんてふうにも感じてましたが、SE(システムエンジニア)に関しては職種的にみなさん社員でしたね。
会社を代表してクライアント先に打合せに行ったり、パートナーさんとの折衝を行うわけですから当然でしょう。
とまあ、随分、長々と書いてきましたが、結論としてはSE(システムエンジニア)一本という考えはないなぁというのが辞めた理由でしょうか。
一方で、SE(システムエンジニア)という仕事はそれ一本でやっていかないとできない仕事だというのも学びました。
たったの一ヶ月半でしたが学んだことは多く、これを糧にできればなぁと感じてます。
さて、辞めたら次を考えなければ行けません。
実は、教える仕事(講師)を辞めるにあたり、プログラマーやSE(システムエンジニア)等、開発系の仕事か、Webマーケター等、営業系の仕事、どちらかを次の仕事にしたいと考えていたのですが、開発系がないとなるとのこるはマーケター(営業)系となるわけです。
こちらも未経験な部分が多く、迷惑をかけてしまう可能性もありますが、やれるべきことをやってかたちにしていけたらと考えています。
まあ、言ってもまだ若い(気持ちだけ?)ですから土日返上でバリバリ働きますゼ!!
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お久しぶりです。覚えてますかね?TC浦和の受講生のAです。
Sさんがシステムエンジニアとして就職し、辞めたブログを見てちょっとびっくりしました。
というのも、現在コンサルティング会社からの勧めでゲームプログラミング(UnityとC#言語)を習っていますが、正社員の実態について、僕が聞いた事と菅間さんの感じた事がちょっと違っていたもんで。
ゲーム会社に就職する以上、プログラミングの知識は必須だし、絶対に正社員として大手に採用された方が良いとアドバイスを受けています。
・勤務時間も適正。
・雇い止めが無く雇用が安定している。
・給料も非常に良い。
・プログラマー(システムエンジニア)は相当優遇されている。
まあこれはゲーム会社特有なのかどうかは判りませんが、今後ゲーム会社に就職するうえで、Sさんのブログが気になってしまいましたww
やっぱりホリエモンのコメントは一理あるんですかねぇ・・・?
ちなみに、現在8社応募してすべて撃沈です。逆に、内田さんは内定がもう決まって働いているそうです。
お忙しい様なので、返信はいつでも構いませんので。お仕事、頑張って下さいね。
ご無沙汰してます。
自分の話はあくまでも一例。
そんな気にせず就活続けて下さい。
なお、こういった場ではあまり本名や特定の固有名詞は避けたほうがいいです。
申し訳ないのですがこちらでイニシャル表記に変えさせていただきました。
それでは、お互い仕事に就活に頑張りましょう。
S