新・元地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記

自由な20代、窮屈な30代を経て、遂に40代になっちまったWebディレクター&パソコン講師の覚書と思う言(こと)。略称【ちほちゅう】

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債権回収詐欺(ヤミ金騒動)に巻き込まれて学んだこと、感じたこと【まとめ】

      2015/04/19

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1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。

今まで何度か書いてきた債権回収詐欺(ヤミ金騒動)に関してまとめておこうと思います。
まずは単純に感想を一言で言うと迷惑千万。
責任の所在は奴らにあるには違いないのですがまず相手がわからないことには何の手のうちようもない。
逆に件の親族(に関しては一部責任はありますが)や、自分に責任があるかのようになっていくのが甚だ頭にきました。
そういった人間関係のこじれも相手の狙いなので笑いながらスルーするのが一番なんですけどね。
と、いきなり結論から論じてしまいましたが、以下、細かな部分を実体験を元に解説していこうと思います。

くぉら~こうなってしまわないように注意。

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【きっかけ】

今回は実際、件の親族がヤミ金業者からお金を借りてしまったことが事件の発端になっています。
ですから、当初は一概に詐欺とも言いかねない部分もあったんですね。
まあ、詐欺なんですけどね。(そのシステムが)。

そのきっかけとなったのがケータイサイトでした。
便利って怖い。

ケータイを使ってネットで簡単にお金を借りられるところを探していたところ、何件か見つけ、登録貸金業者番号があるのを確認してフォームにて個人情報を送信。
ぶっちゃけ、この地点で我々からすれば大馬鹿千万なのですが、件の親族はそこはリテラシーが足りなかったのでしょう。
ヤミ金業者が本当の登録番号を書くわけがありません。
もっというと、フォームで個人情報を送るということがどういうことなのかわかってなかったんでしょうね。

□ 闇金融(ヤミ金)業者に引っかからないためにすべき唯一のこと – ちほちゅう

その後、すぐに何社からかフォーム送信時に入力したケータイ番号に連絡があったようです。
もう、この地点で終わってたんですよね。
人のいい、件の親族は低額だからと2社から2万ずつ借り、ドツボへの道を歩き始めるのでありました。

【運用手口】

やりとりはすべて電話及び銀行口座への振り込み等で行います。
当然、使われている個人名は偽名、電話もプリペイド式のケータイか何かを使っていて身元は分かりません。
場合によっては他人名義のケータイを3ヶ月お金を払わず使い続け、その間、電話をしまくり、
止められても放置といったことをやっているヤミ金業者もいるようです。
そのケータイも被害者から取り上げたものである可能性もある
とのこと。これはひどい。

借りたのは2万。
普通だったら2万に+金利を乗せて返せば終了、となるはずなのですが、
何故かそこに手数料だか更新料だか投資費用だかわけのわからんお金がプラスされ4万近くの支払いを強要されたようです。

しかも、それぞれ別口座に振り込むよう指示され、どちらか一方(手数料?)は支払えるものの、どちらか一方が支払えないといった状態。
そこがおそらくヤミ金業者の狙いで、支払い完了してしまったら終わってしまうので何らかのかたちで支払いが完了しないようにしているのでしょうね。

再度振り込みをお願いされたり、返金もあったり(信用を得るために返金もときに応じるようです)しながら、何度か振り込みを繰り返し、借りた2万の数倍(約6万ほど)支払った段階で「これはおかしい?」となり、支払いを拒んでいたようです。

やがて電話による督促はエスカレートしていき、親族や会社の人間を巻き込んでいきます。

【回収手口】

電話なので早いです。

最初の電話は番号通知でかかってくることもありますが、脅迫めいたことを言い始めてからは非通知でかけてくることが一般的です。

特徴的なのは時間を指定すること。
「支払期限が15時までなのでそれまでに支払わないと誰々に迷惑がかかる。」
などと言います。
時間を指定することで恐怖心が煽られ、支払いに応じる効果があったりするのかもしれません。

「他人に迷惑がかかる」以外では「会社にトラックで突っ込む」だの、「ガラスを割りに行く」だの言って煽ることもあります。
ただし、実際はヤミ金業者が姿を現すことはまずないのでこれはほとんどありえません。
が、中には「嫌がらせの電話をする」だの「お前の名前でピザ100枚注文してやる」等と言って100枚とは言わなくても、実際ピザ等を注文されることもあります。

なお、この場合被害者はピザ宅配業者で加害者はヤミ金業者になるのですが、当然ですが立場上、名前を使われた自分は周りからなんやのかんやの言われる可能性があるわけです。

こんなことをしでかすヤミ金業者の目的は以下の2点に絞られます。

  • お金を支払ってもらう。
  • ターゲットを電話に出してもらう。

当然、最終目的はお金を出してもらうこと、ただ、その前にお金を出してくれそうなターゲットを電話に出させる必要があります。
ところが、最近では、非通知には出ない、ナンバーディスプレイで知り合いからの電話しか出ない。と言った人が多いため、ケータイのみならず職場やそれこそ、ご近所にまで電話をかけ、ターゲットを電話に出させるように仕向けるわけです。
そしてそういった人たちに対しても上記のような脅しをかけるわけです。

自分のところに初めてかかってきた時は事務の女性が対応したのですが、折り返し時間を指定してかけてくるように言い残し、それに自分が対応したという流れになっています。
当然、直接の債権者でない場合は、目的は債権者と連絡をつけて電話をさせることです。
これも同様時間を指定して、
「支払期限が15時までなのでそれまでに連絡をつけて支払らってもらわないとトラックで突っ込むぞ。」
などといいます。
この時に書いた記事は以下の記事です。

□ まさかの債権回収詐欺。会社に電話がかかって来た場合の対処法 – ちほちゅう

この時はこれで終わったと思っていたのですが甘かったでした。
給料日後は特に注意が必要かもしれません。

ヤミ金業者は本人に連絡が取れなくなったら親族(や本人の会社、ご近所等、本人に近いところ)にターゲットを変えます。
その親族にも連絡が取れなくなったら親族の働いている会社も含めたご近所さんにターゲットを変えます。
そうして広げたターゲットのまわりの人間や会社の中から電話のつながるところ(相手にしてくれるところ)を見つけ出し、そこへ絞って電話での口撃を行います。

その目的は先程もあげた「債権回収」及び「本人との連絡」なのです。

【警察ができること】

こういった民事系のトラブルが起きた場合は、交番に行くよりも警察署の生活安全課に直接行くほうが話が早いです。
結構親身になって話を聞いていただけます。
ただし、警察署及び担当者によって結構対応が変わってくるみたいですね。

どこの署であってもやれることは決まっていて、そこが、警察はあてにならないなど言われる所以なのかもしれません。

警察ができるとことは具体的には、

  • 警告架電(警察に電話をしてもらう)
  • 口座凍結
  • ケータイ凍結

の3つになります。

口座凍結やケータイ凍結などは新しいケータイや新しい口座を作っちゃえばいいだけなのであまり効果あるとは思えませんが、身元がばれないように口座やケータイを作らなければならないとう意味では結構効果あるのかもしれません。
一方、警告架電はこの中で一番直接効果があると言われています。

今回は、2度めのことが起きた段階で警告架電をお願いしましたがヤミ金業者へつながらなかったそうです。
というのは、警察からの電話はダイヤルの語尾が必ず0110になるので、ヤミ金業者が無視して出ない場合が多いのだそうです。
まあ、それだけだったらいいのですが、ヤミ金業者によっては逆ギレして脅迫電話に拍車がかかるといった業者もいるようです。
で、今回の業者がそれにあたっていたようなんですよねぇ。
(後でわかったことですが件の親族が既に警告架電を別の警察署からお願いしていました。)

ちなみに、警察だと悟られないように自分のケータイを使ってヤミ金業者へ電話を架けてくれとお願いしましたがして頂けませんでした。
さらに、ヤミ金業者が時間を指定してケータイに電話を架けてくるといっていたので、その時一緒にいてもらえないかと連絡を入れたところ、これもいい返事がいただけませんでした。
まあ、急だったので仕方がないですね。


なお、ご近所対策としてヤミ金業者の言葉(下の階のお店の窓を割りに行く、等)を信じて110番通報をするというのも効果的な場合もあります。
あまりに騒ぎ立てると逆効果な場合もありますが、警察を呼ぶと落ち着くタイプの方もいるようです。

【弁護士さんがやってくれること】

ぶっちゃけ、タイミングもあったのかもしれませんが、今回一番頼りになったのが弁護士さんでした。
以下、弁護士さんがやってくれることです。

  • 上記警察との連携
    • 警告架電(警察に電話をしてもらう)
    • 口座凍結
    • ケータイ凍結
  • 弁護士さんからヤミ金業者に電話
  • 刑事告発
  • 回収

実は今回はちょっとイレギュラーな事が起こってしまっていまして、本来は警察沙汰にする前に弁護士さんに相談するというのが一般的なかたちのようでしたが、今回は先に警察沙汰にしてしまってから弁護士さんに相談するという流れになってしまったんですね。
このことで、警察のと連携は崩れ、当然ながらうまくいく可能性のあった警告架電も相手をより炎上させる結果になってしまったわけです。

ちなみに、弁護士さんに依頼する場合は「法テラス」というところを使うと安価です。
1社につき2万。月1万の分割払いもできるそうです。

□ 法テラス|法律を知る 相談窓口を知る 道しるべ
□ ヤミ金融被害対策埼玉弁護団

【会社での対応】

こちらに関しては一つの記事にしてまとめてますのでリンクのみにさせていただきます。
□ 債権回収詐欺(ヤミ金詐欺)に対する会社として取るべき対策 – ちほちゅう

【個人で取る対策】

最後に個人て取る対策、及びヤミ金業者からの電話に対する対応をまとめておこうと思います。

基本的には警察などからも言われますようにターゲットは電話に出さない
つまり、本人がターゲットになった場合は「電話に出ない」ということが重要です。
一番手っ取り早いのはナンバーディスプレイにして非通知、もしくは対象の電話は受信拒否に設定にしてしまうのがいいでしょう。

今回、困ったのは職場の下のフロアに医院がありまして、こちらに電話を架けられてしまったこと。
通常、多くの医院は非通知着信拒否は基本的にしないそうなんです。
こちらに架ければターゲット(この場合は自分)と話ができるというので、ヤミ金業者は集中的にこの医院を狙ったのでしょうね。
残念ながらこちらの医院では笑ってスルーができなかったんですね。

こうなるとさすがにじぶんだけ「笑いながらスルーするのが一番。」というわけにはいきません。
その場合はターゲットを出して支払うつもりはないとハッキリ言わせるのが一番有効な場合もあります。

まとめます。

  • 基本ターゲットは電話に出さない。
  • ナンバーディスプレイにして非通知受信拒否にするのが最強
  • 状況に応じて電話対応し、支払うつもりはないとハッキリ言う

【電話対応】

上記のような理由でどうしても電話対応をしなければならない場合は以下のことに気をつけるといいでしょう。
なお、ヤミ金業者が求めているのは前述のとおり「ターゲットを電話に出せ」もしくは「代わりにお金を出せ」の2点のみです。

  • 必要以上の事は言わない。(以下の様なことだけを延々と繰り返していればOK)
    • お金を払うつもりはない。
    • (誰かと連絡をつけろと言われた場合は)そんな人知らない。(親族の場合は)もう、縁を切っている。
    • 被害届を出そうと思っている。(既にいたずら電話等で業務妨害や脅迫等の被害を被っている場合)
    • 警察に相談した。今後は弁護士を通してくれ。といって電話番号を伝える、等
      (既に弁護士さんや警察に相談している場合。それを表明することで相手をひるませることが可能です。逆に燃え上がるタイプもいるので注意が必要)
  • 向こうの言葉に乗らない。(最重要、ブログで言う「スルー力」ですね。「はぁ。」「はぁ。」と返しておけば良い)
  • どうしても反応しなければならない状況になっても「イエス」、「ノー」程度の反応で良い。
    (たとえば、「ご近所さんのガラスを割る」なんて言い出したら「それは困ります」程度でOK。けんか腰になって「やれるもんならやってみろ!」なんていうのは最低です。)
  • 脅し文句を威圧的に続け、いつまでも話をやめない場合は、言いたいことだけ言ったら、ただ、聞いている。
    (今回は、「ご近所さんの悲鳴聞かせてやるから待ってろ」と言われたのでただ聞いていたのですが何も聞こえてきませんでした。)
  • 【上級編】小声でこそこそ他の人と話したり(話しているふり)すると逆に相手にプレッシャーを与えられます。
    (おそらく逆探知とまではいかなくても何かされているのではと不安になるようです。実際、USTREAM等を使えばヤミ金業者のリアル脅迫を全世界に配信できますしね。)
以上が経験上感じた電話応対のコツです。
逆に絶対やっちゃいけないのは、

  • 今の状況を逃れたいために、ターゲットにより近い人の連絡先を教えてしまう行為。
    相手のターゲットを更に広げ、被害をより大きくしているだけの行為です。
  • 自身の個人情報となりうる会話。例えば子どもの話など。

あたりでしょうか。

ちなみに、今回解決に至った直接的な原因は、弁護士さんからヤミ金業者に電話をしてもらったことだと思います。
もっとも、その連絡先を聞き出したのは自分。
こちらからも連絡を取りたいと言ったところ、自分(この時は「債権回収企業」の某を名乗っていました。)ではないヤミ金業者の連絡先だったら教えられるとのことで教えてもらったケータイ電話。
最初は適当な番号を伝えたのかと思いましたが、すぐ弁護士さんに伝え、電話をしてもらったところしっかり話ができたそうです。
その後、警察による警告架電の時と同様、一時的に炎上しましたが、それがおさまってからは一切電話がこなくなりました。

最後に、一応、今回被害を被ったヤミ金業者名を暴露しちゃおうと思います。
「大成フィナンシャル」と「キャッシュワン.com」。
今回の騒動を起こしたのは後者、前者は弁護士さんの電話一つで解決したそうです。

にしても、ネットで調べれば簡単にヤミ金業者かどうかわかるのにケータイ(ガラケー)って怖いですねぇ。

 - トラブル, 覚え書き

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Comment

  1. 通りすがり より:

    こういうのも出てきている時代ですからねえ

  2. 腰白海燕 より:

    Web page申込で融資してくれる所を検索してみると一杯出てきました。
    一例→ http://kariireshinsa.com/
    大手もやっているようです。

  3. あっ より:

    突然で恐縮です。
    後者の会社の場合、警告電の後の一時炎上とはどのくらいの期間、どのような嫌がらせが続きました?

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