Web制作で一番効率がいいのは3人体制
1年以上前の記事です。内容が古い可能性があります。
最近では、僕がWebディレクター職になったことと、新人にプログラミングもできるシステム系の人材が入ったことで当社でもWeb製作が分業化されつつあります。
(デザイナーはたくさんいるので問題なし)
中でも一番効率がいいのは3人体制だと思うわけです。
以下、下記記事の中に僕の言いたいことがだいたい書かれているので引用させていただきます。
□Web制作の分業化がもたらすもの | WWW WATCH
今回のリニューアルでは、主に社内のスタッフ 3名でプロジェクトを組みましたが、今回のリニューアルを担当させてもらって、今更ながら Web サイト制作の現場において、「分業化」という流れが作業の効率化と制作物のクオリティを両立させる上で今後重要なファクターになっていくであろうことを実感しました。
2005年の記事なんですけどね。
印刷会社のWeb部門は3年遅れているということで。。
1、ディレクター(兼ライター)
制作のディレクションを担当。サイト全体の構成、各ページのコンテンツ内容の企画・選定など、プロジェクトには必須な存在。また、ライターとしての役割も持ち、サイトに掲載されるテキストはすべてこの人の責任編集。
2、デザイナー
サイト全体のビジュアル面のデザインを担当。ページ全体のデザイン、各種画像の作成等を行いました。とにかく見た目の作りこみのみに集中するのがこの人の仕事。
3、コーディング・システム担当
これが私。今回のリニューアルで CMS として Movable Typeを導入しましたが、私の仕事はディレクターから渡されたサイト構成とデザイナーからきたデザインを MT上でどのように実際の形にしていくかを考え、コーディング、MT テンプレートの制作、MTのセットアップ、サイト構築等を行うことでした。
つまり、Webサイト全体を構築するディレクターと、ビジュアル面を担当するデザイナー、そしてSEOを含めたコーディング担当との3名で制作をしたという例です。
特に重要なのは
今回、この3人の間では明確に役割分担を決めました。自分の責任以外の部分は基本的に考えないこと。つまり、デザイナーはその後のコーディングなどについては一切考慮せず、とにかく自由にデザインすることに集中。ディレクターも 「CMS に MT を使うから、、」などといったことは考えたりせずにサイト構成、コンテンツの中身を作り、大まかなイメージは伝えるものの、デザイナーが作ったデザインには基本的に口を出さないといった感じ。
といった部分。
一人ですべてをやるとどうしても偏ります、たとえばSEOには長けているがデザインがシンプルすぎるサイト。逆にFlashバリバリでSEOのことなんか全く考えていないサイト。などなど。
そこで、サイト構成の責任者。デザインの責任者。システムの責任者と分業させることにより、各クオリティを保つことができるというわけです。
もちろん、各担当がWebに関して最低限の知識は持つことは必要です。
個人的にはサイト構成の責任者がシステムの責任者を兼任してしまうという形もありかなぁと思ってます。
僕の場合、サイト構成を考える際、SEO、SEMを考え、コーディング時のソースまで考えているからです。
そう考えるとやはり一番大切なのはディレクターであって、ディレクターがサイトの成功、失敗のカギを握っていると言えそうですね。
ただし、ディレクターにプログラミングまでさせるのはさすがに酷であるから、プログラミングもできるシステム担当が必要となってくる訳です。
さて、もうちょっと掘り下げてみましょう。
たとえば、Web制作会社を作るとします。どういった人材が必要となってくるでしょう。
まず、営業やWebコンサルティングもできるWebディレクターに社長になってもらいましょう。
ブレーンとしてHTML、CSSはもちろん、perl、PHP、Javascriptのプログラミングができるプログラマーを一人雇いましょう。
最後にもう一人、センスのいいデザイナーもほしいところです。この人はHTMLコーディングくらいは最低、できればFlashが扱える人がいいでしょう。
もちろん、全員がひとりでもサイトを立ち上げられるくらいのWebのスキルは必要です。
いかがでしょうか? これで立派なWeb制作会社の出来上がりです。
あとは、営業力とか経理はどうするの? とかあるかもしれませんが、これでサイト制作に関してはまず問題ないでしょう。
分業化することによりサイトの質が上がり、さらにそのことで新たなビジネスが生まれてくることもあります。
実際当社でもSEO対策でお金が取れるようになりました。
さらに、デジタルマガジンや、ケータイサイト等、一人でやっていたときには商品としてはちょっと厳しそうなものまで少しずつですが商品化できるようになっています。
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